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トロントの乳ガンの研究室でラボマネージャをしているママがえるの子育て日記


by kokaeru2
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日本語教育―どこまで期待する

ちびかえるがこの春3年生になった。友達から聞いてはいたが、急に漢字が難しくなった。と言うのも熟語が増えたからだ。意味よりも、音を頼りに漢字を当てはめるから、とんでもない熟語に変身する。普段から日本語に接していないので、熟語自身も聞き慣れないし、意味も分からないから、面白い熟語が出来る。よくぞこんな字を当ててくれた、と感心する。
9月から、ちびかえるは現地校で3年生になった。現地校からの宿題も増える。この春頃から、英語でハリーポッターを読み始めた。夏が終わるまでに6巻まで読み終わった。英語の方は全然心配しなくてもいいようだ。その一方で、もしかしたら日本に帰らないかもしれないのに、どこまで子かえるたちに日本語を期待したらいいのか、と考えてしまう。話すだけなら、今のままでも大丈夫のような気がする。でも、日本語を年齢に応じたが読み書きが出来るように、となるとかなりの努力(時間とお金と忍耐と)が子かえるたちにも親がえるにも必要だ。子かえるたちが大きくなるにつれて、どこまで日本語が必要なんだろう??と言う疑問・葛藤がつきまとう。
今からら思えば、小さいときは楽だった。日本語だけに集中できた。子かえるにしたら、遊ぶ時間を少々犠牲にしなければならないから、苦痛だったかもしれないが、言葉を覚え、発音できるようになるなど、やさしいことだった。年齢が上がるにつれて、複雑になる。言葉も難しくなる、漢字も熟語が出てくる。日本語を勉強する時間も必然的に増えていく。だけど、一日24時間は変わらないのだ。それに、時間が必要なのは日本語学習だけじゃない。スポーツ、ピアノの練習、それに遊び。時間をどのように使うか。頭が痛い。ママがえるが欲張りだからかもしれないが、いろいろなことをさせたい。それに、簡単にマスターできるわけではないので、継続していく必要がある。
言葉を習得するのは楽じゃない。日系の方で英語しか話せない人が、小さいときにもっと勉強すれば良かった、と後悔していたのを聞いたことがある。子かえるたちの友達の中国人のお母さんが、自分は中国語が分からないから、子供たちには中国語を勉強させたい、と話していた。そう思うと、もうちょっと子かえるたちのがんばって日本語を勉強してもらうか、と思う。その一方で、後何年日本語の勉強に力を入れたらいいのか、どのくらいのレベルを目標にしたらいいのか。大学受験が出来るくらい?日本語の本が読めるくらい?日本語で会話が出来たらいい?その目標の設定次第によって、努力のさじ加減も変わってくる。漠然と、いつかは真剣に考えなきゃ行けないんだろうなあ、と思っている。今のところ、小学校までは年齢相応の日本語が出来るようになってもらおう、とママがえるは決心している。
by kokaeru2 | 2010-09-24 00:28 | 子かえるたち