トロントの乳ガンの研究室でラボマネージャをしているママがえるの子育て日記


by kokaeru2
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中島和子先生講演会@トロント補習校

12月3日、トロント補習校で中島和子先生の教育講演会があった。去年の12月、中島先生がトロント補習校での英語と日本語での作文の調査を行った。その中間報告の講演会であった。
中島先生は『バイリンガル教育の方法~12歳までに親と教師ができること~』の著者で、バイリンガル教育の第一人者でもある。子かえるたちを観察していて感じることがどこまで裏付けされるだろうか、と言うとき、、やはり専門家の言葉は説得がある。
今回の講演は、主に調査の週間報告だったので、お勉強的な教育講演と違い、調査によって、補習校生徒の作文能力の全体像が把握できるが、個人差は随分あるようだ。面白かったな、と思ったのは、どのように作文を客観的に判断するのか、と言う方法だ。質的観点と量的観点から、二つの側面を調べている。質的解析からは、やはり主に日本語の方が優位だが、英語でも学年が上がるにつれて作文の質は向上している。思考力は両方の言語で同じように育っている、そうだ。量的解析からは全体の構成、段落構成、異なる語数に日本語と英語の作文で中程度の優位な相関があるそうだ。作文の調査で分かったことは、思考力に関するところは、二つの言語の間で移転しやすい、と言うことだそうだ。語彙力が少ないからといって、表現力が劣るわけではなく、別の言い回しを使って表現できる、と言うことらしい。更には、単語自体分からなくても、文章全体の中からその意味を読み取ることが出来るのかもしれない。
算数や理科と違って、国語は客観的に評価しにくい科目だと思う。語彙が少ないことによって、端的な言葉で表せなくても、表現しようとする能力を身につけることが出来る。それは、なかなか身に付けられない能力ではある。が、その一方で、サイエンスのアカデミックの世界にいると、的確な言葉を使って他の人が理解できるようなコミュニケーション力が要求されているのを垣間見ると、語彙力の弱さって、つらいなあ・・・・と感じたりもしてしまう。(って、ママがえるが特に語彙力がないからだろうか・・・・)
カナダは、バイリンガルの国なので、バイリンガル教育にも力を入れている。バイリンガルであることが、何か有利にならなければ、バイリンガル教育の意義は弱くなってしまう。それをどのように評価するのか。切り口によっては、見え方が変わってくるのでは、と思うので、第一人者である中島先生がどのように評価するのかをみることが出来て、大変興味深かった。子かえるたちは、どんな感じなんだろう・・・
そうそう、テストを受けた子供たちの中に、若干、日本語も英語も弱い学生がいたそうだ。中島先生たちの定義では、ダブルリミテッドと言って、要注意らしい。そのようなお子さんとは、個別に相談にのります、とおっしゃっていました。ちびちびかえる、その対象になっているんじゃないか・・・と不安になってくる。
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by kokaeru2 | 2011-12-13 04:19 | 子かえるたち