人気ブログランキング | 話題のタグを見る

トロントの乳ガンの研究室でラボマネージャをしているママがえるの子育て日記


by kokaeru2
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

お酢作り

ことの始まりは、イースターウィークエンドの頃。補習校の図書館から、農文協社「つくってあそぼう」シリーズのお酢の本を借りてきてからだ。その頃、図書館から、その「つくってあそぼう」シリーズの本、例えば、チーズ、納豆、味噌、かまぼこ、こんにゃく等々の本を借りてきていて、作れたら面白そうだなあ、と思っていた。お酢の本を読んで、お酢って、面白いなあ、と思った。本には、主に柿酢の作り方が書いてある。柿の糖分がアルコールに変わり、そのアルコールがお酢に変わるのだ。それが微生物の力で変わっていくのだから、面白い。(ママがえる、生物系ですからね。)
家でも出来ないだろうか???柿はないけど、リンゴならある。糖度計はないから、砂糖を加えるとか、お水を足して、条件を振ったらどれかは出来るかな?子かえるたちにも協力させてイースターウィークエンドに仕込んでみたのだ、リンゴ酒を。
まず、リンゴジュースを作らなければ行けない。とてもすり下ろしてられないので、ジューサーでががーっと。子かえるたちが、皮むき器でリンゴの皮むき。野菜の皮なんて、向いたことがないから、皮むき器初体験。「下手くそー!」と心の中で思いながら、(もしかしたら口に出していってしまったかも?)「がんばれー」と励ました。ママがえるが小さく切って、ジューサーへ投入。たくさん入れすぎたのか、なかなか回らない。何とかジューサーの刃が回り出した。何とかリンゴの固まりはなくなったけど、でも、どろどろ状態で、ジュースって感じじゃないなあ・・・まあいいか。本には、リンゴ酒の場合、リンゴの乳酸菌が微生物の反応を抑える可能性があるので、殺菌するとよい、と書いてあったので、リンゴのすり下ろしを半分に分けて、半分は弱火にかけて加熱殺菌。残り半分を三等分にして、一つには、砂糖を加え、もう一つには、水を加え、最後の一個はそのままで、ビンに入れた。ビンの口をガーゼでカバーをして出来上がり。後は勝手に微生物の反応でお酢になるのを待つだけだわ。・・・・・と思ったら大きな間違えだった。
台所に数日おいたけれども、何も反応なし。まず、アルコール反応が起きていない。アルコール反応は、イースト菌の力を借りる。どうも自然のイースト菌(天然酵母ですか?!)は部屋に漂っていなかったようだ。強制反応のため、ドライイーストを加えると、ぶくぶく始まった。ドライイーストをちょっと多めに入れすぎてしまったようで、ぶくぶく、ぶくぶく。これでリンゴ酒が出来るのかしら??数日、ぶくぶくしていたが、次第に収まった。しばらくすると、ちょっと酸っぱい香りがしてくる。アルコール発酵が終わって、酢酸発酵に移ってきたのかしら???ただ、どろどろだったリンゴはそのままどろどろで、液体のお酢が出現する様子がしない。ビンに顔を近づけると、お酢が出来ている感じがするんだけどなあ。そうそう、発酵温度も重要な要因で、アルコール発酵は室温でもかなり進むが、酢酸発酵は、ちょっと高い方がいいそうだ。だから、発酵が遅いのかな?だんだん、白い幕も出てきて、それらしいのだけど・・・これが、ちゃんとリンゴジュースにしていたら、本当にお酢になったのかもしれない。液体にならないので、どうしようかなあ・・・・とそのままにしていたら、酢酸の発酵を通り越してしまったようだ。更に、気温が高くなると、カビが出てきてしまった。ジエンド。
なかなか、お酢作りって奥が深いなあ、と思った。糖度計が欲しいなあ。そしたら、ちゃんと糖度を合わせて、ちゃんとジュースにしてお酢を作ってみるぞ!できたてのお酢は若くてきついが、熟成させるとうまみが出てくるそうだ。
お酢を作りたいな、と思った理由の一つに、ちびちびかえるに飲ませたい、と思ったのだ。体を柔らかくするために。体操をしているちびちびかえる、小さいときは、柔らかかったのに、だんだん硬くなってきてしまった。本格的に体操をするなら、やはり柔らかい方がいい。お酢を飲んだら体が柔らかくなるかな???と思ったんだけど。
by kokaeru2 | 2012-05-22 05:21 | ひとりごと